四国へ行くなら船の旅
スタッフブログ|2018.05.27 UP
大阪ミナミの難波(なんば)と和歌山市を結ぶ南海電鉄。
この「南海」という社名は五畿七道のひとつ、南海道から採られているそうです。
地域名としての南海道は紀伊国、淡路国、阿波国、讃岐国、伊予国、土佐国の6ヶ国。県でいうと、三重県の東紀州地域と和歌山県、兵庫県の淡路地域、徳島県、香川県、愛媛県、高知県におおむね該当します。
その名に違わず、南海電鉄は和歌山港と徳島港を結ぶ南海フェリーを子会社に持ち、和歌山港駅で連絡しています。
紀伊水道を挟んで左右対称のように向かい合う和歌山市と徳島市。
両市を流れる紀ノ川と吉野川のそれぞれ北岸には中央構造線が通っており、地勢も似ている気がします。
他にも、城下町、県庁所在地、ご当地ラーメンが有名といった共通点がありますね。
さて、南海電鉄からは『とくしま好きっぷ2000』、南海フェリーからは『好きっぷ2000』というお得な割引乗車乗船券が発売されています。
四国へ片道2000円で行けるというのは本当にお得感がありますし、何より船旅ってところが趣きがあって良いですね!
古代の官道としての南海道は淡路島経由ですが、南海フェリーの航路も淡路島からそれほど離れていませんので、歴史ある南海道の旅を感じられると思いますよ。