休日の数の変遷とゴールデンウィーク
スタッフブログ|2018.04.30 UP
祝日を利用して「長期休暇」を取るのは日本人ぐらいだそうですが、ゴールデンウィークの真っ只中、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、現在の祝日にも一部継承されている『年中祭日祝日ノ休暇日ヲ定ム』が定められたのは、旧暦から新暦へ改暦された年でもある明治6年。
当初の休日の数は年8日でしたが、明治11年に年10日に増えました。
大正元年に『休日ニ関スル件』が定められましたが、休日の数は同じ年10日。しかし、大正2年に年11日に増えました。
そして、昭和23年に『国民の祝日に関する法律』が定めらると、意外かも知れませんが、休日の数は年9日に減ってしまいました。
しかし、昭和41年に年12日、昭和61年に年13日、平成元年に年14日、平成8年に年15日、平成28年に年16日に増え、現在に至ります。
他にも振替休日や国民の休日がありますので、曜日次第ではさらに増えることもあり、いまや日本の祝日の数は先進国のなかで最多となっているそうです。
盆と正月という「長期休暇」があるだけで、夏の暑さがヨーロッパよりも明らかに過酷なのにバカンスのような本物の長期休暇がなく、有給休暇が取りにくい日本が生み出した第3の「長期休暇」、ゴールデンウィーク。
何だか悲しい気持ちになってしまいましたが・・・、盆のような盛暑期でもなく、正月のような厳寒期でもない、気候の良い時期に「長期休暇」があるということは、ある意味喜ばしいことなのかも知れません。
ともかくも、楽しいゴールデンウィークをお過ごしくださいませ!