ホテルアストンプラザ関西空港

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ちょっとミリタリーな駅

スタッフブログ|2018.04.04 UP


ホテルアストンプラザ関西空港の最寄駅は、南海本線の羽倉崎駅(はぐらざきえき)になります。

 

羽倉崎駅が開業したのは1942年(昭和17年)。以前にご紹介した佐野陸軍飛行場のために設置された駅です。

 

駅からホテルへ向かう途中、黄色と緑色にペイントされた歩道を歩きますが、この歩道は飛行場の外周にめぐらされた排水溝を利用しているようです。

 

「はぐらざき」は筥浦崎(はこうらざき)の転訛と言われており、江戸時代の文書に「はくらさき」との記述がすでに見られます。「羽」の字を当てたのは、飛行場を意識してのことだったのでしょうか。

 

 

羽倉崎駅の他にも、泉州地域ではJR阪和線の堺市駅が陸軍の騎兵第四連隊および輜重兵第四連隊の兵営のために、南海多奈川線の多奈川駅が海軍の艦船を建造する川崎重工業泉州工場のために設置された駅になります。

 

多奈川駅は終着駅ですので、多奈川線そのものが軍事施設のために敷設された路線ということになりますね。なお、佐野陸軍飛行場と同様に両軍事施設とも現存しません。

 

現存すると言えば、陸上自衛隊の第三十七普通科連隊が駐屯する信太山駐屯地がありますが、戦前は陸軍の野砲兵第四連隊の兵営があり、JR阪和線の信太山駅はその最寄駅として設置された側面もあります。

 

以上、ちょっとミリタリー要素を帯びた駅のご紹介でした。


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