和歌山の“元祖”煉羊羹
スタッフブログ|2017.08.12 UP
現在、羊羹(ようかん)と言えば煉羊羹(ねりようかん)が一般的ですが、この煉羊羹が誕生したのは1589年(天正17年)。
それまでの羊羹と言えば「蒸す」製法だったのですが、現在の総本家駿河屋さんによって「炊き上げる」製法が生み出され、さらに後年、寒天が用いられるようになり、1658年(万治元年)には完成品が市販されたそうです。
この総本家駿河屋さんは、紀州徳川家のお膝下、和歌山城下に本店を構える老舗和菓子店です。
総本家駿河屋さんは、もともと伏見にお店を構えておられたのですが、のちに紀州徳川家の祖となる徳川頼宣とともに駿府へ、さらに、和歌山へ移転された経緯をお持ちで、創業550年を超える老舗中の老舗です。
煉羊羹のほかにも、参勤交代の携行食としても食べられたという本ノ字饅頭など、歴史のある和菓子がいっぱいです。
ホテルアストンプラザ関西空港のすぐ近くには紀州街道(ホテル付近では熊野街道と重複)が通っていますが、まさに、紀州街道は紀州藩の参勤交代路です。
現在は電車という便利な乗り物があります。それも南海とJRの2本も。
さらに、南海/JRりんくうタウン駅 - ホテル間に無料シャトルバスを運行しております。和歌山観光にも、ぜひ、ご活用下さいませ。