北が大津で、南が佐野
スタッフブログ|2017.06.23 UP
ホテルアストンプラザ関西空港は、大阪府泉佐野市にあります。
大阪府には泉大津市という市もあり、大阪方面からお見えになられた場合、迷われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このような似かよった市名になったのは、市名の重複を避けるという慣行が原因とされています。
まず、昭和17年に泉北郡大津町が市制を施行しましたが、滋賀県大津市(明治31年市制施行)との重複を避けるために、和泉国(泉州)の「泉」を冠して泉大津市という市名になりました。
次いで、昭和23年に泉南郡佐野町が市制を施行しましたが、こちらも栃木県佐野市(昭和18年市制施行)との重複を避けるために、泉大津市の先例にならって泉佐野市という市名になりました。
泉大津と泉佐野には市名以外の類似点もあり、どちらも港町としての歴史を有しており、高いシェアを誇る特徴的な繊維産業(泉大津の毛布、泉佐野のタオル)が確立しています。
また、泉大津と泉佐野の間に城下町の岸和田と寺内町の貝塚が位置していますが、在郷町の泉大津と泉佐野は、市町村制度においてどちらも村からスタートしています。
「北が大津で、南が佐野」
大阪方面からホテルへお越しの際、まちがい防止の一助になれば幸いです。